戦国の世と現代
NHK大河ドラマは『軍師官兵衛』。そして2014年は、大坂冬の陣400年。湖東・湖北は今年も戦国ブームで盛り上がることだろう。
僕はどちらかといえば戦国時代があまり好きではない。戦国武将の生き様はそれぞれ小説を読む限り魅力的だし、石田三成の再評価にも興味津々だが、戦国という血で血を洗う戦乱の時代に、実際、人がどんなに残酷なことをしてきたのかを思うと、正直、苦手である。戦の無い世の中を創るための戦であったとしても、人が人を殺すことがあってはならない。綺麗事ではすまないことくらいは知っているつもりだが、そう思っている。
日本が今、ちょっとおかしいぞと思っている人は多い。ヒステリックな発言や行動が報じられるなか、「憲法9条にノーベル平和賞を」という運動があることを知った。神奈川県の女性が一人で始めたのだという。とてもお洒落で素敵な運動だと思った。
2014年、今年も寝不足の頭を抱えながら、ネット署名をした。正月、必要事項を記入し送信ボタンを押した時に思ったことがある。
僕があまり好きではないという戦国時代も、幕末から明治維新、そして幾度かの世界規模の戦争……。そういう歴史の繋がりの結果、僕は今、ボタンを押すことができるのだ。お洒落で素敵な運動だと思わない結果だってあり得るに違いない。
何を良しとするのか。自分の頭で考えなくてはならない。リアルに生じる結果は、用意されたものではなく、変化するから、厄介である。
【小太郎】