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彦根市の記事一覧

  • 2016年4月18日

    湖東・湖北ふることふみ 20
    井伊家千年の歴史(6) まち・文化

    鏡の宿。本陣の隣、義経宿泊地  鎌倉時代前期『吾妻鏡』の記載で近江に井伊直綱という人物が佐々木庄に居たこと、承久の乱(もしくは三日平氏の乱)で幕府に逆らった貫名重忠という井伊家に連なる武将が居てその息子が日蓮上人であることなど多面的な井伊家の姿が歴史の断片に見えるようになってきた。  日吉社宮仕法師刃傷事件か... 続きを読む

  • 2016年4月13日

    近代化遺産を巡る旅
    次なるヒーローは、長野主膳義言だ!! まち・文化

    天寧寺 長野主膳義言の墓碑と歌碑  長野主膳義言……。幕末の国学者で井伊直弼の師である。徳川御三家の一つである紀州和歌山藩とも密なつながりがあったといわれているが、長野は謎に包まれた人物だ。  幕末、一橋派橋本左内らの朝廷工作に対し、長野は関白九条家を通じて裏工作を行い、安政の大獄では、反対勢力の一橋派や尊... 続きを読む

  • 2016年4月4日

    謎の角度2 存在しない場所 まち・文化

    Alfred Parsons『NOTES IN JAPAN』 より  イギリス人水彩画家アルフレッド・パーソンズ(Alfred Parsons 1847〜1920)は、明治25年(1892)に日本の風景を描いた。そして5月末から6月はじめにかけて、彦根の楽々園と天寧寺で1ヶ月を過ごした。パーソンズはイギリス王... 続きを読む

  • 2016年3月31日

    子どもと登る荒神山 まち・文化

     3月半ばのまだ肌寒い日曜日、6歳の息子と4歳の娘を連れて荒神山に出かけた。  荒神山は、彦根市民にとってはおなじみの山だ。小学生時代に登った方も多いのではないだろうか。標高284メートル。山に登り慣れた人にとってはもの足りないが、子どもたちの登山デビューにはうってつけだ。  荒神山には、車も通れる林道のほかにも... 続きを読む

  • 2016年3月29日

    KiKiの環世界 まち・文化

     花しょうぶ通り商店街にあるギャラリー寺子屋で、「KiKiの環世界—動物行動学者・日髙敏隆の著作と妻・喜久子の挿絵展—」がはじまる。  湖東湖北地域であれば、1995年彦根に開学した滋賀県立大学の初代学長として、日髙敏隆先生を知るひとは多いだろうと思う。  2009年に亡くなられ、私自身は生前お... 続きを読む

  • 2016年3月23日

    湖東・湖北ふることふみ19
    井伊家千年の歴史(5) まち・文化

    鎌倉・日蓮上人辻説法跡  鎌倉時代になると井伊家は一族の中から他の姓を称する人物も登場する。そのような人々が血の繋がりによる団結と場合によっては権力を争うこともありながら遠江国に井伊家の血縁が広がって行った。既に井伊家と血縁関係があるかもしれない遠江武士として横地氏と勝俣(勝間田)氏を記しているが、他の家につ... 続きを読む

  • 2016年3月21日

    お花見の季節 まち・文化

    彦根城梅林の梅もそろそろ満開  春である。お花見の桜情報を特集する雑誌が目に付き、インターネットでも全国津々浦々、メジャーな場所から個人的に愛でる桜まで検索できる時代だ。敢えて僕らが湖東・湖北の桜情報を掲載することもないだろうと思っている。ただ思い出すのは、DADAの創刊した翌年には、もう余呉川沿いの桜を観る... 続きを読む

  • 2016年3月16日
    No Image

    石田三成と大谷吉継の友情を描く『石田三成の青春』  まち・文化
    サンライズ出版

    「石田三成の青春」価格 1700円+税  はじめて著者である松本匡代さんにお会いしたとき、彼女は開口一番「私、三成くんより家康くんの方がスキなんですよね」とおっしゃいました。これから、ふたりきりで佐和山に登ろうかとしている時にです。「えーっ」と、まるでギャグ漫画の吹き出しのような声が私の心の中で炸裂しました... 続きを読む

  • 2016年3月7日

    3月3日、気になるのは長野主膳義言! まち・文化

    義言地蔵  長野主膳義言は、安政7年(1860)3月3日桜田門外の変後も、井伊直弼への忠節を尽くしながら、彦根藩によって斬首された。直弼の遺志を果たせぬままの突然の仕置きに対する覚悟と無念、主君の汚名が雪がれることを念じながら、刑に甘んじたのである。  長野主膳の幼名は主馬、諱は義言。本居宣長派の国学者である... 続きを読む

  • 2016年2月22日

    湖東・湖北ふることふみ18
    井伊家千年の歴史(4) まち・文化

    六角氏居館・小脇館跡  保元の乱の時に少しだけ名前が登場する井八郎が、源義朝に従いその後も井伊家が源氏に味方していただろうとの可能性を前稿で記した。今稿からは鎌倉時代の井伊家を紹介して行こうと思う。  鎌倉幕府は公式記録として『吾妻鏡』を記し、当時の情勢を現在に伝えている。『吾妻鏡』の中に井伊家に関わるであろ... 続きを読む

  • 2016年2月19日

    ほんとうに大切なこと まち・文化

     ほんとうに、ほんとうに、ほんとうに、僕らは何が大切なのだろう……と考える。  湖国の町を歩くと、何か大切な願いを込めたようなものにであうことがある。「司馬光 瓶割の図」もそのひとつだ。少し前に撮ったものだ。「幼い司馬光は、遊んでいるうちに水瓶に落ちて溺れる友人を瓶を割って助けた。司馬光の父は、大切な水と貴重な水瓶... 続きを読む

  • 2016年2月14日

    バレンタインはキャンドルナイト まち・文化

    2008年に四番町スクエアで行われたひこねキャンドルナイト  2月14日の日曜日に彦根の四番町スクエア・夢京橋キャッスルロードでキャンドルナイトが開催される。滋賀県一円8会場で同時開催される灯りのイベント「滋賀のおもてなし旅 びわ湖灯り絵巻」に連動して彦根観光協会が開催する「彦根灯花会(とうかえ)」の一環で、... 続きを読む

  • 2016年2月4日

    謎の角度1 近江インバウンド まち・文化

     近頃、「インバウンド」という言葉をよく耳にする。JTB総合研究所の観光用語集には「インバウンド(inbound)とは、外から入ってくる旅行、一般的に訪日外国人旅行を指す。海外旅行はアウトバウンド(outbound)という」とある。人口減少問題、都市間格差の問題からインバウンド誘致に国や地方自治体が取り組んでいる... 続きを読む

  • 2016年2月2日

    NHK大河ドラマ『真田丸』に期待 まち・文化

    真田幸村(信繁)娘の墓(彦根市笹尾町 少林禅寺)  2016年1月10日からNHK大河ドラマの第55作となる『真田丸』の放送が始まった。真田丸は、慶長19年(1614)大坂の陣において、真田信繁(幸村)が大坂城平野口の南に構築した戦国時代最後にして最強の砦の名だ。ストーリーは真田丸を作りあげるまでの信繁の生涯... 続きを読む

  • 2016年1月15日

    日本の心を伝えるワークショップ&カフェ お店
    ワークショップ&カフェ 和結

     彦根市本町、キャッスルロードから少し入った古い街並みが残る路地沿いに築120年の町家を改装したカフェがオープンした。ワークショップとカフェという一風変わった組み合わせのこのカフェ「和結(わゆ)」は、華道翠香流の4代目となる御代麻理子さんが営む。  入り口を入ってすぐの土間にカフェスペースがあり、さらに奥の座敷に... 続きを読む

  • 2015年12月21日

    湖東・湖北ふることふみ16
    井伊家千年の歴史(2) まち・文化

    藤原共資の居城・志津城跡  現在は混合して使われているが、「苗字」と「氏」ではその用途が違っている。わかり易い例では徳川家康の苗字は「徳川」であり、氏は「源」となるので徳川家康が氏名を名乗る時は「源家康」となる。同じ例で豊臣秀吉は苗字が「羽柴」で氏は「豊臣」なのだ。氏が同じ一族を示すものであり、そこから派生し... 続きを読む

  • 2015年12月18日

    よろずをひとつに お店
    よろず淡日

     彦根市日夏町の巡礼街道沿いにたたずむよろず屋「淡日」。ガラスのはまった木戸をカラカラ、と開けると、裸電球が灯る店内で、古い時計がコチコチと時を刻んでいる。土壁、土間、使い込まれた木箱や棚に商品が並ぶ。時が止まったような空間にしばしぼんやり…でも、「淡日」は今年の夏に開店したばかりの店だ。店主夫妻の疋田実さんと美... 続きを読む