彦根市の記事一覧
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2015年6月29日
近代を知る手掛かりとして まち・文化
彦根では7月10日から、「井伊直弼生誕200年祭」が始まる。数々のイベントが計画されている。 戦国時代はどんなに美化して語ったとしても人と人が殺し合った時代だ。勿論、僕にも一人や二人ご贔屓の武将がおり、当時の事跡を追いかけるのも好きだが、どうしてもこの時代にのめり込めないでいる。そしてもう一つのめり込めない理由があ... 続きを読む
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2015年6月24日
種類豊富なナンが魅力 お店
ディップ ジョティチーズナンセット 1,130円 インド・ネパールのお酒も豊富 店長のクル・レグミさん(右)とスタッフのみなさん 彦根市立病院の向かいのビルの1階に、「ディップ ジョティ」という名前のインド・ネパール料理のレストランがオープンした。以前に紹介した「インド アジア ダイニング」が閉店となりそ... 続きを読む
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2015年6月22日
路上観察・始めました 6
高所ドアのある建物 まち・文化彦根市元町 「トマソンとはどんなものか」という話をするとき、「建物の一部や構築物で、本来の役割をもはや果たしていないけれども残っている『無用の長物』」という定義とともにご紹介したいのがこの物件だ。 トマソンという概念を知らなかった頃から、私はこの建物が大好きだった。年月を感じるやさしい肌色の壁、あたたかみ... 続きを読む
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2015年6月5日
地域に愛される「母の味」 お店
おかずやさん彦根市本町二丁目の交差点、その昔「けーきはうす まの」というお店があった場所にお惣菜屋さんが5月8日オープンした。その名も「おかずやさん」。ビバシティ彦根の中にも店舗があるのでご存知の方もあるかもしれないが、その2号店、池州店だ。 おかずやさんは、店長の布施雅子さんが、9年前にビバシティの中で惣菜店の空き店舗... 続きを読む
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2015年6月2日
子どものころに信じていた世界 ひと
奥 隆子さんごく幼い子どもの頃、夢と空想と現実は、お互いもっと近しいものだった。現実と空想が混ざり合った夢を見たし、夢の続きを現実に空想した。自分にしか感じられない姿や音もあったように思う。自分にしかわからないし、いつでも感じられるわけではない。けれど自分だけに感じられるからこそ、大切だった。 「ローズとライオン -まほ... 続きを読む
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2015年5月25日
春の交通安全啓発運動 まち・文化
春の全国交通安全運動の初日となる11日に、ビバシティ彦根で彦根交通安全協会城南支部の皆さんが交通事故防止を訴える啓発活動を行った。会長の高桑稔さんは「彦根市のなかでも城南学区は大型店舗があり道路環境が特殊な地域です。啓発運動など事故を無くすためのこうした活動を各所の皆さんと共に続けています。交通安全協会のことも... 続きを読む
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2015年5月18日
コンクリートの卓球台 まち・文化
コンクリートの卓球台が彦根にはあって、卒業アルバムにも掲載されていたりする。DADAで初めて掲載したのは2009年。少しずつ噂は広まって「コンクリート卓球台」について編集部にご連絡をいただいたりもした。自分でも調べてみたが、台のコンクリートの厚みなど彦根のそれは比べものにならないくらい立派だ。それに、ネットで画... 続きを読む
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2015年5月13日
モガ、モボたちの『賢治のカレー』 まち・文化
「モガ」と「モボ」、その言葉が流行っていたころのことを僕らは知らない。初めてその言葉を聞いたときの文脈から、「モッズ」から派生した何かのように随分長い間思っていた。 「モガ」と「モボ」は、大正末期から昭和初期の「モダンガール」「モダンボーイ」、今風に言えば「イケてる」若者たちのことだ。この時代「彦根の町にもカ... 続きを読む
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2015年5月4日
バレエスタジオに通う まち・文化
マーガレット・バレエ スタジオ子どもの頃よりも自分の身体が遠いなあ、と思う。あの頃より成長したはずなのに、あの頃よりどんくさい自分を、近頃よく感じる。いつも同じ箇所を同じようにしか動かしていないし、動く量も少ない。 なにか運動というか、自分の身体と向き合うということをしたいとぼんやり思っていたところに、昨年夏、編集部の近所で「マーガレット... 続きを読む
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2015年4月29日
彦根の物語を紡ぐ「彦根ヒストリア講座」 まち・文化
彦根古図部分(個人蔵) 「彦根五山を語れ!」というタイトルで始まるセミナーがある。彦根五山? 初めて聞く言葉だ。五山とは、荒神山・大堀山・雨壺山・佐和山・彦根山。街道と共に歴史をひもとけば佐和山城以前の彦根の歴史が浮かび上がるという。 彦根といえば彦根城、江戸時代の城下町、或いは、石田三成と佐和山城に関し... 続きを読む
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2015年4月27日
めぐりめぐる季節 まち・文化
「桜の季節が終わりを告げると柔らかい緑が一斉に芽吹き始める。それは鮮やかで、湿潤な透明度は、萎えるベクトルを存在理由にしている僕の気持ちにも、とにかくワッー!と鮮やかを注ぎ込むのには充分だった。おかげで、薄いピンクの花の季節から威勢のよい緑の季節の狭間に、黄色い世界があることを忘れていた。春の初め頃から黄色い世界はあ... 続きを読む
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2015年4月13日
三成タクシー、遂に現る!! まち・文化
戦国アクションゲーム「戦国無双4」に登場する武将キャラクター石田三成がタクシーにラッピングされ走っている。これは彦根市・米原市・長浜市の3市と各市の観光協会で構成する「びわ湖・近江路観光圏活性化協議会」が企画したもので「三成タクシー」という。 石田三成に関する知識を問う試験に合格した認定ドライバーの車にのみ「... 続きを読む
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2015年3月31日
路上観察・始めました 4
ただ路地をゆく まち・文化「御城下惣絵図」でまち歩きを楽しむMAP「彦根城外堀マップ 前編」より 弥生三月、四月のようにうららかな光を、窓の外に見ている。ああ、こんな日はまちへ出たい。 「まち」といっても、乗り物に乗ってゆく遠くではない。すぐそこの路地に出たい。すぐそこの路地にはいろんなものがある。それを確かめにまちへ出る。 手... 続きを読む
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2015年3月27日
朝のメダカに幸運を まち・文化
空気が温くなって、どうも気持ち悪い。暖かいというのではない。 水槽のメダカが産卵を始めて、気づくと細く短いラインが水面を動いている。前夜には何事もない水槽に、朝には輝く数ミリの生命が浮かんでいる様子は、一日の幸運を約束してくれる。 ただ、編集部では植物が育たない(実はメダカも編集部の事務所で飼っている)。毎日点... 続きを読む
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2015年3月24日
長久寺「普門白桜」遠望 まち・文化
彦根市後三条町にある「普門山長久寺」は長久3年(1042)、高野山の善應僧都開創の古刹だ。江州彦根観音とも呼ばれ、観音堂には本尊千手観世音菩薩(聖徳太子作伝)が祀られている。雨壺山の麓にあるこの寺は訪れる者の興味によって様々な姿をみせてくれる。 原稿を書いている今頃は「御覧の梅」が香っていることだろう。推定樹... 続きを読む
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2015年3月17日
長い旅の果てに辿り着いた 新しい「場所」 お店
旅Loveチャイハネ伊藤裕介さん(左)と河嶋秀幸さん(右) 旅というものはよいものだ。学生時代、沢木耕太郎の『深夜特急』に夢中になった。ページをめくっては旅に想いを馳せ、やがて僕も大学を休学して1年間の旅に出た。『深夜特急』とは僕たち旅人にとってはバイブルであり、同時に麻薬のようなものでもあった。 伊藤裕介さんも、同じように... 続きを読む
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2015年3月13日
湖東・湖北ふることふみ7 前田慶次が渡った琵琶湖(2) まち・文化
米原湊のモニュメント(米原駅) 慶長6年(1601)10月24四日に伏見の上杉屋敷を出発し、翌25日に堅田から沖島東の「弁財天嶋の世渡」を過ぎ薩摩港で餉を済ませた前田慶次の旅を前稿で紹介した。 今稿ではその続きを見て行くが、実はこの先は「さほ山のあなたなる前原の湊につく」としか書かれていない。つまり佐和山... 続きを読む