まち・文化
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2015年10月5日
竹生島紋様
東近江市平林町にある「和田神社」を訪れた。石塔寺へ行くはずだったがちょっとした道草である。僕には、カーナビで目的地を設定しても役に立たない。実に魅力的な神社で、結局、石塔寺はまた次の機会となった。 まず、鳥居から本殿に続く石の階段がいい。途中に勧請縄が吊られ、振り返ると溜池の遙か向こう側に秋の夕日が空を染めよ... 続きを読む
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2015年10月2日
「どんどんプロジェクト」始動!
「また新しいプロジェクトが始まりますので、ぜひ遊びに来てください」というメッセージとともにリーフレットが送られてきた。以前取材をさせてもらった「シェアハウス絹市」を運営する長浜まちづくり株式会社の竹村光雄さんからだ。「シェアスペースどんどん」と書かれたリーフレットには、湖北の美しい風景の写真とこのプロジェクトの概... 続きを読む
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2015年9月30日
ダークツーリズムと近代化遺産を巡る旅
近頃、「ダークツーリズム」という言葉をよく聞くようになった。スターウォーズに侵され育ったせいか、暗黒面に墜ちるツアーなのかと一瞬、戸惑ったが、戦争や災害などで残された「負の遺産」を旅し、悲しみの記憶を共有する観光のスタイルなのだそうだ。なるほど……。 僕らは、DADAジャーナルで「近代化遺産を巡る旅」の記事を... 続きを読む
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2015年9月23日
霊仙絶景
9月5日土曜日午前9時、晴天の青空の下、僕は霊仙山最高点1094メートルの頂に立っていた。目の前に広がるカレンフェルトと呼ばれる浸食された石灰岩が点在する広々とした草原は、どこか遠くの本格的な山岳地帯に来ているようで、とても滋賀県内の、それも登山口まで車で30分ほどの近所の山に来ているとは思えないくらいの絶景だっ... 続きを読む
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2015年9月21日
湖東・湖北ふることふみ13
江戸後期のスイーツ筆者が再現した冷瓏豆腐 『井伊直弼公生誕200年祭』が行われている。その中の企画として『ひこね菓子』という井伊直弼や茶の湯に合った菓子を創作するイベントの選考会が九月二日に行われた。今稿では井伊直弼が誕生した頃に食べられていたと考えられる一つのスイーツを紹介したい。 『豆腐百珍』という本がある。天明2年(1... 続きを読む
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2015年9月18日
蕉門十哲・森川許六 三百回忌
今年は、彦根藩14代藩主・井伊直弼公生誕から二百年の年である。関連行事もあちこちで行われている。直弼公が槻御殿で生まれた年からさらに百年前、森川百仲(ももなか)という藩士が城下で亡くなった。俳諧師・松尾芭蕉の弟子として知られる、森川許六である。芭蕉最晩年の弟子で、交流期間は短いが、数多くいた芭蕉の弟... 続きを読む
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2015年9月14日
夏は逝く… ふれあい夏祭り in 平和堂日夏店
「grow dance studio」によるダンスパフォーマンス 募金してくれた永棹壮悟君 夏休みの終わりを告げる地蔵盆の頃はいつも複雑だった。今は24時間テレビだろうか…夏が逝くのだな、そんな気持ちになる。8月23日、彦根の平和堂日夏店で「ふれあい夏祭り」が行われた(主催 平和堂日夏店・読... 続きを読む
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2015年9月4日
井伊直孝を祀る米原の「直孝神社」
彦根市本町「大信寺 井伊直孝歯廟」 今、彦根では「井伊直弼公生誕200年祭」が開催されている。幕末、開国の英断を行った井伊直弼公だが、政治家としてだけではなく、茶の湯や和歌など文化人としても一流を極めた直弼公の知られざる魅力が特別展や、彦根城博物館でのシリーズ展示で紹介され、市内各所ではユニークなイベントが... 続きを読む
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2015年8月28日
到達困難地蔵2 多賀町保月「乳地蔵」
本当に久し振りに、多賀町栗栖から杉坂峠、杉、保月、権現谷を走った。到達困難地蔵の2回目は杉と保月の間にある「乳地蔵」にしようと決めていたからだった。乳ばれや乳の出にくい女性にご利益がある。乳地蔵へは対向の車があると待避のできる場所までどちらかがバックしなければならない林道が長く続いている。杉坂の峠を越えるまでは... 続きを読む
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2015年8月25日
河内元行者窟
ガマズミの赤い実 河内元行者窟 久し振りに夏の終わりの林道を走った。ゆっくり走るのは時間を忘れ楽しいものである。季節が異なればまた違った風景を魅せてくれるだろう…、また訪れてみたいと思った。 最も印象深かったのは突然視界に入った「赤い実」だった。名前を知らなかった。あまりに意外でキレイだったので... 続きを読む
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2015年8月18日
湖東・湖北ふることふみ12
地名として残った川の名前県道2号線新能登川橋 今から25年ほど前のことだろうか? 「歴史に関係あるかどうかわからないけど」との前置きをされてから「能登川って川はどこにあるのですか?」と質問された。その瞬間まで能登川という地名は当たり前のように身近にあり、当然のように河川として存在するのだろうと思い込んでいた。しかし実際に調べてみ... 続きを読む
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2015年8月14日
兎の釘隠
高山陣屋「真向兎」 岐阜県高山市を訪れる機会があり、「高山陣屋跡に兎の釘隠があるよ」と教えてもらった。僕は「波と兎」の文様のコレクターだ。高山市のホームページを見ていると青海波と兎を組み合わせたデザインが背景に施されていることに気づく。多分、高山陣屋跡の兎の釘隠に由来するのだろうと考えていた。しかし実際は、... 続きを読む
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2015年8月12日
鬼債ない
「鬼催ない」と書いて「きせない」と読む。かつて、彦根には「きせない祭り」或いは「きせない行列」という夏の祭りがあったと聞いていた。町ごとに行われていた少女達の夏の祭りだというだけで、起源も様子も判らなかった。ずっと気になっていたのだが『彦根藩士族の歳時記 高橋敬吉』(藤野滋編 サンライズ出版)に記してあった。高橋敬吉... 続きを読む
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2015年8月10日
暑くとも、楽しんでゆこう
第20回湖東グラウンド・ゴルフ大会」が8月4日、東近江市小田苅町の「すこやかの杜グラウンド・ゴルフ場」で行われた(主催:湖東町グラウンド・ゴルフ協会・後援:読売新聞大津支局・協力:YC八日市、YC能登川、YC彦根西部)。炎天下での大会だったが246名の参加者は全員無事にプレーを終えた。時折、愛知川を渡る風... 続きを読む
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2015年7月31日
インタビューからはじまる日中の架け橋
彦根100人インタビュー左から江俊潔さん、菅昌絵さん、李婉珍さん、陳晶さん 最近になって、「彦根100人インタビュー」という企画のことを知った。彦根に住む中国人留学生が、彦根で活躍する100人の日本人にインタビューを行い、ウェブサイトを通じてインタビュー動画を発信していくという試みだ。NPO法人彦根中国語会が中心となって2013... 続きを読む
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2015年7月29日
到達困難地蔵1「左手地蔵」
「左手地蔵」。背後の斜面を降りてここに至る。 昨年、長浜市西黒田地区の金太郎伝説について調べたことがあった。息長氏や製鉄との関連が面白く、妖怪一つ目小僧へと繋がる空想に独りでわくわくした夜を過ごしたのを覚えている。その時に気になった地蔵様があった。 『金太郎の里マップ』(西黒田ふるさと振興会議・きんたろう会... 続きを読む
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2015年7月27日
弥生の道のキノコ
ベニヒガサ キホウキタケ ロクショウクサレキン 僕は少し前まで、ふらふらと近くの山を歩くのが好きだった。最近はその機会も少なくなったが、「左手地蔵」のおかげで名越町の「弥生の道」というハイキングコースを歩くことができた。 歩くのは楽しい。例えば、この日は赤、青、黄色のキノコを見つけた。勿論... 続きを読む